レークラインと中津川渓谷
裏磐梯周辺には、いくつかの山岳有料道路があってレークラインはそのうちの一つ。
絵になる風景が望めるところは多くはありませんが、距離が遠いながらも磐梯山の
噴火口が望める良景もあります。
しかし何と言っても最大の見所は中津川渓谷ではないでしょうか?。
レークラインには裏磐梯側と土湯峠側から行けますが
帰りが楽なほうがイイので土湯峠側から行く事にします。
猪苗代から国道115号線を土湯峠に向かって行くと
先輩の秘密基地のチーズナッツパークが。
モトクロスバイクのエンデューロのレース場で
レース以外のイベントも行われたこともあるようです。
その先には沼尻スキー場への分岐があり
そこからいよいよ心臓破りの急坂が始まります。
ゼイゼイいいながら上り続けると、有名な農産物直売所群が右手に現われます。
平日にも関わらず大勢の人が訪れていました。ダイコンだのキノコを買いにさ・・・
ここはチャリダーにとっては要注意の場所で
よそ見による追突や・急な飛び出しによる衝突などの事故多発地点として有名です。
車の動きに注意しながら少し上ると、いよいよレークラインへの分岐地点。
以前、車で通った時は、それほどキツイ坂があるような感じはしなかったのですが
それは記憶違い。
筆者を追い越した車が急坂を上って行くのが見えます。
ゲゲッ!きつそう!・・・しかも目的の中津川渓谷までは13km
何とか辿り着ければウチには帰れそうな裏磐梯までは20km。
最大で標高1000mの峠越えが待っている。
1回上るだけならいいけど、上って下ってまた上ってだもんな~・・・
土湯峠の入り口から続く急勾配の連続に参りつつ
ふと前を見ると安達太良山の沼の平の噴火口が見えました。
平日なのに他県ナンバーの乗用車や観光バスがひっきりなしに脇を通ります。
道が狭めなのと、紅葉の時期でよそ見ドライバーが居そうで怖いです。
バックミラーから目が離せません。
やっとの事で急勾配を上りきると今度は下りです。
上ったままの方がいいのに、苦労して得た位置エネルギー放出!。
それを2度繰り返し、3度目の上り坂でようやく中津川渓谷まで500mの看板
一気の上ろうとした途端、急に脈が乱れます。
「やべぇ~こりゃ~頻脈だ」 案の定、負荷をかけなくても心拍は170をオーバー。
息苦しさとめまいをおして何とか歩いて渓谷に辿り着くも、脈の状態が回復せず
渓谷に下りる遊歩道を散策する事が出来ませんでした。
結構キレイなんです・・・この渓谷は。
しばらく休んでも治らなかったのですが、いつまでもこうしている訳にも行かないので
だましだまし走ることにしました。
負荷をコントロールしても脈が追従しないので泣きそうになります。
「ここで倒れたら」と考えると、余計脈が乱れるので考えないようにしたいのですが
心拍数が見えるのでどうしても意識してしまいます。
頻脈で心拍数が早くなると血圧が下がるのか「倒れるんじゃないか」と思うほどの
息苦しさとめまいに襲われるのです。
中津川渓谷を抜けると裏磐梯側の最高点までは
ひたすら急坂を上り続けなければなりません。
脈が安定しないので、歩きながら慎重に心拍数をコントロールしますが
10%の勾配だと4km/hで歩くのもキツイ。
距離は短いので自転車に乗れればサクッと上れるのに・・・。
やっと本日の最高点に到達。 ここまで何度めげそうな急勾配を上ってきた事か・・・
感慨に浸る
ここからは下りが主体なので、心拍数に気をつけながら下ります。
きついカーブのところでは、少し遅い車だと自転車の方が早いんです。
「オラオラ~」と車を煽りながら気持ちよく下ります。
ちなみに裏磐梯側からレークラインに入ると、中津川渓谷までは7kmほど。
1000m(実質の上りは250m程)の山を一気越えすれば中津川渓谷に行けます。
裏磐梯から猪苗代へはひたすら下る。 下ってみると結構長いなぁ~・・・
前回、磐梯山1周でここを上ったのだが、こんなに長かったのか?と驚きです。
家まで残り20kmを切ったところで、秋空に映える磐梯山を右手に望む。
こんな日に登ったら、さぞかし気持ちがいいだろうなぁ~・・・
と思いつつシャッターを切る。
もう脚がクタクタで脈の調子もイマイチだったけど
この達成感がたまらないんだよなぁ~。
本日の走行距離 : 95.8km
上った高度 : 1100m
平均速度 : 15.9km/h
走行時間 : 6時間1分3秒
消費カロリー : 4333kcal
尻痛度 : ★★☆☆☆
ヘロヘロ度 : ★★★★☆
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