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2018年2月14日 (水)

慣れの一言ですませないでください 雪国人は大変な労力を使って雪と生きているのです

ちょっと雪が積もったくらいで大混乱する普段雪の降らない地方
その手の騒動の記事のコメントを見ると
雪国の人の大変さを労う、うれしいコメントがある一方で
雪国人は慣れているからの一言で済ませるコメントもある

確かに慣れているからうまく対応できるというのは間違ってはいませんが
正しくもありません
慣れていても、備えをしなければ都会人と同じように混乱するでしょう
慣れているから、何が起こりそうか予測でき
お金や大変な手間をかけて、それに備えているからこそ
その後の混乱や障害を防げるわけです

慣れているから混乱しないのではなく
しっかり備えるので混乱しない
ここは間違えないようにお願いします


今後、気象現象が激しくなって、南の地方でも大雪が降るというのは
決して珍しいことではなくなるかもしれません
もし大雪が降ったら何に注意し、何をしなければならないのか
慣れの一言では済まない雪国人の雪との闘いをご覧ください


予想される雪の害とは
 
 車の立往生・事故
 パウダースノーだとバンパーが埋もれるくらいでも走れますが
 湿った雪だと自分の車の最低地上高を超えると走れなくなる可能性があります
 (当然スタッドレスタイヤを履いた前提で)
 4輪駆動車でもボディの下に湿った重い雪が入り込むと動けなくなるので甘く見ないでください
 積雪路面では停車する位置にも注意が必要です
 窪んでいないところにタイヤが来るように停車しないと
 窪みにはまってタイヤが空転し発進できなくなる可能性が高くなります
 幹線道路ですら除雪されていない場合、除雪が間に合っていない証拠です

   みんなが自分だけは会社に行きたい、医者に行きたい、買い物したいと
   自分を押し通そうとすればするほど、除雪車の除雪を遅らせることになります

 救急車などの緊急車両も思い通り走れなくなったら?
 その時、自分の家族が重病になったら?
 考えただけでも恐ろしいですね
 公共性の低い人は出かけないようにすることで
 早く除雪が行われたり、病人の命を助ける一助となります

 カーポートの倒壊 
 20120214_jyosetsu_06
 雪国では耐雪100cm、150cm(軽いパウダースノーで)というのも珍しくありませんが
 普段雪の降らない地方では50cm、あるいはそれ以下かも知れません
 筆者宅では乾いた新雪で100cmまで耐えられます
 写真は、すでに気温が上がり雪が解けて圧縮されているので30cm程度に見えますが
 乾いた新雪換算では実質60cmと考えた方がいいです
 つまり、ここにあと50cm新たに雪が積もれば、圧潰してしまうかもしれないということです
 気をつけなければならないのは、暖かい地方で湿った雪が降った場合
 耐雪50cmであっても50cmまでは耐えられないと考えるべきです
 カーポートが潰れ、愛車まで被害が及ぶことがないように
 カーポートに積もった雪はこまめに降ろしましょう

 石油給湯器への被害
 2015101702
 屋根から雪が落ちて石油給湯器を直撃したり
 溜まった雪に押されて給湯器がズレたりする可能性があります
 写真を見ると配管の曲りがおかしいのがわかると思いますが雪に押されてズレました
 気づくのが遅ければ配管が折れて漏水していたかもしれません
 真冬にお湯が使えなくなったら・・・・・考えただけでもゾッとしますね
 給湯器の周りはこまめに除雪したり、落雪に注意してください

 電線・電話線が切れる
 20120214_jyosetsu_14
 20120214_jyosetsu_07
 屋根などに雪庇ができると電線や電話線にのしかかるようになります
 電線や電話線は長さに余裕を持たせて弛ませてあります
 その他にガイド&保護用にワイヤーがピンと張ってあって
 ワイヤーに負担がかかるようになっているので
 ちょっとやそっとのことでは電話線や電線は切れないようになってますが
 線に雪が圧し掛からないように気を配りましょう
 冬に停電が起こったり、家で電話やWiFiが繋がらなくなったら・・・・
 不便さは十分想像できるハズです
 なお、電線は触れると感電の危険があるので、配線には絶対に触れない事

 落雪で愛車を潰す
 青空駐車場で屋根から近いところに停めている場合、落雪被害を受ける可能性があります
 雪が積もった屋根の近くには車は停めないでください
 雪が降ったあとは事故った車などの影響で修理屋さんは大忙しの可能性があります
 修理に時間がかかったり、代車すら用意できないということも過去にありました
 そういうところまで頭に入れておいてください


除雪作業を数値で測り、その大変さを知る
積雪量が多くなると、車が停められなくなったり、人や車の出入りに支障が出たりするので
積もった雪を取り除く作業が除雪です
普段雪の降らないところにお住まいだと、どのくらいの労力がかかるのか想像が難しいですね
ちょっとした数字を使ってわかりやすくお伝えしたいと思います
20120214_jyosetsu_01
写真ではわかりにくいのですが、見える雪の山はちょっとした軽自動車1台分くらいです
筆者の愛車だと7立方くらいになりますが、写真の量だと6立方くらいでしょうか
家の敷地面積が20m×15mだとしたら20cm積もると、それぐらいになります

20120214_jyosetsu_02
市販されているスノーダンプ(大)に写真のように重く締まった雪をてんこ盛りで積むと
 容積は60リットル程度
 重量は30kgくらいになります

運ぶ回数は?
 6立方=6000リットルですので運搬回数は100回
 非力で30kg積めない方は、半分の15kgにした場合で200回運ばなくてはなりません

重さは?
 30kgとして30kg×100回=3000kg
 なんと3トンにもなります

これを雪捨て場まで持っていく必要がありますが
雪捨て場までの距離は40m程度、往復で80mとすると
移動距離は?
 80m×100回で8km
 そのうち半分の4kmは自分の体重+30kgで歩くことになります

除雪時間にかかる時間を雪を積む作業も考慮して1秒で0.7m歩くすると仮定すると
除雪作業時間は?
 8000m÷0.7÷3600=3.17時間

つまり、15kgの荷物を積んだソリを、8kmの道のりを止まったり動いたりしながら
3時間かけて押しながら歩いて、ようやく開けた家の敷地に戻すことができるのです
20120214_jyosetsu_12
キレイに片付いた空間を見ると達成感はありますが・・・・

こうして1日しかない休日のうちの3時間は除雪作業に費やし
その後、疲れ果てて2時間お昼寝をしちゃったので
貴重な休みのうちの5時間は雪のせいで時間をムダに浪費したことになります

これが都会人に慣れの一言で片付けられた雪国人の雪への備えになります



除雪作業はダイエットになるか?
こんだけ動けばカロリーを使いそうですねぇ~
お遊びレベルですが、消費カロリーを試算してみます
 今回の除雪に必要なエネルギーは
 3000kgを400m移動させ(運搬した雪の分)
 90kgを800m移動させたので(筆者の体重+スノーダンプの重さ)
  ※エネルギーの正しい計算はとても複雑でメンドクサイので適当
 3000kg×400m=120000kg m
  90kg×800m=72000kg m
  合計1272000kg m≒12465600J
  1キロカロリー=4200Jとすると
 2968キロカロリー使ったことになります
これはちょっと大きすぎますね~
数学が苦手な筆者ですから、何か考え違いをして間違ってますね

ということで、心拍数・体重・運動時間で計算しましょう
 計算サイトはこちら
約1690kcalとなりました

筆者と同年齢で似たような基礎代謝量の体重50kgの女性が今回の量の除雪をしたと仮定すると
1023kcal

おばさんが軽自動車1台分の除雪をしても
ラーメン二郎のラーメン1杯分くらいということですか・・・・

どうりでちょっと運動したくらいじゃ~痩せないわけだよねぇ~


最後に
除雪作業は重労働なので汗をかきます
はじめは防寒着を着ますが、そのうち暑くなってどんどん薄着になります
雪が降ってなければ気温0度でもTシャツです
20120214_jyosetsu_08
                雪国人の雪かきの正しいユニフォームは半袖Tシャツですよ
今日は気温が4℃もあったので、除雪中は夏と似たようなもんです

3トンの雪を片付けてご褒美はコレ
小学生と一緒だなこりゃ~
20120214_jyosetsu_13
ゲッ 今日はヴァレンタインじゃないか
雪かきしなくてももらえたんじゃね? コレ




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コメント

monnaさん
例年の数倍はキツイですねぇ~
ここに住んで30年近くになりますが、ここまで降ったのは2回目くらいです
子供が小さい頃は滑り台にかまくらに雪だるまに雪像にと雪で遊んでいたので
除雪という意識はないせいか、つらい記憶はないのですが
今はどうせ消えてしまうものを、手間ひまかけて片づけるのはバカらしいですね

ふははは~お気持ち、よ~~~くわかります
すきっ腹での雪かきもそうですが、不本意な雪かきでやけ食いはするわ
キレイに片づけた後は達成感で気持ちいいし、お腹は減るわでものすごく食が進むんですよねぇ~
で吸収も抜群
軽自動車一台分でラーメン1杯と思うと悲しくなりますね

投稿: まんたろう | 2018年2月16日 (金) 11時05分

こんばんは!
毎日の雪かきお疲れ様です。
私の住む地域も、例年の数倍の大雪に
疲弊しています
私は毎朝の雪かきで痩せたような気がしていたのですが、
実は思ったよりカロリーを消費していないって
事ですね・・・
しかも朝食をとる前に
雪かきしていたので、かえって
吸収が良くなって(お相撲さん式に)
太っているのかも・・・雪が憎い・・・。

投稿: monna | 2018年2月15日 (木) 22時30分

ヒナタさん
ただ雪を片づけて消耗するだけでは悲しすぎるので
少しでも楽しみを見出そうと計算を

ヒナタさんが一生懸命雪かきしても
その後のコーヒーブレイクでちょっとしたスイーツを食しただけで
チャラどころかお腹に脂肪を供給
これも悲しすぎる現実ですね

投稿: まんたろう | 2018年2月15日 (木) 18時40分

スゲー計算だね。さすがです(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
腰痛めないようにね(ー_ー;)

投稿: ヒナタ | 2018年2月15日 (木) 18時23分

まめこさん
まめちゃんとこは、お孫ちゃん達の方がすばしっこいので心配無用
もしろ、ばあばが置いてかれることを心配しましょうね
まめちゃんは想像力を働かせ、備えをしてますが
世の中を混乱させるのは、一部の能天気なバカどものやらかし
近所や道路に一人でもそういうのがいるとみんなが迷惑をこうむります

数年にたった一日のこと
備えるのはバカらしいですよね
そういう人がいつかは来る大地震に備えられるわけがない
備えあれば憂いなし
せめて、自分と愛する家族だけは困らないよう
お互い一見バカらしく思える備えを十分にしましょうね

投稿: まんたろう | 2018年2月15日 (木) 08時27分

たこ拳ぢさま
今年の大寒波でもアチコチで倒壊している映像が流れてましたね
ガレージごと車がオシャカ 考えただけでゾッとします
こちらでは75台の玉突き事故があった時
町中の車屋に修理依頼が殺到し、修理は3か月待ちで代車もないということもありました
仕方なく腕が悪くて評判の悪い車屋に頼まざるを得なかった人も少なくなかったとか
こういうことがあって経済が回るようになってるのかも知れませんねぇ

惚れた女に逢えないってのは、男にとってはつらいことです
たまに会える日を指折り数えて待つ
まるでいじらしい乙女のようではありませんか( ̄▽ ̄)

投稿: まんたろう | 2018年2月15日 (木) 08時17分

ばななさん
こちらでは落雪で人が簡単に亡くなります
前の愛車は上の屋根から落ちて下の屋根にバウンドして飛んできた氷の塊で凹みました
注意一秒怪我一生
お互い気をつけましょうね

雪かき後のおやつ
あれほど大変な思いをしてやらなきゃいけないので
雪かき後だけは好きに食べていいんじゃないでしょうか?
私も雪かき後のご褒美は食べ放題
じゃないとやってらんないよね

投稿: まんたろう | 2018年2月15日 (木) 08時06分

昨日出勤しようとしたら前の家の手作り風除室から落ちた雪が砂利道の半分を塞いでました。
家の方は皆出勤した後だったので車道だけ確保し風除室の前は山にしておきましたが昨日の陽気で融けたようです。
もし雪が落ちた時に通過していたらと思うとゾッとします
もう一つゾッとしたこと。。。私、雪かき後のおやつ食べすぎてたー

投稿: ばなな | 2018年2月15日 (木) 07時43分

此方でも ガレージの屋根が壊れて居る所が多いですよ
我が家は屋根なしの駐車場なので屋根からの落雪で車がつぶれないか心配しています
お隣の旦那さんが主人に車に凹みが出来た人がいるから気を付けてと。。
固くなった踏みつけられた雪は 雪では無く氷になっていてシャベルでは簡単に割れません
そうならないうちに雪掻きしたくても出来ない人も多く 除雪車の入らない路地は困難を極めています
本当に火事になったらどうしよう?救急車を呼べるのか?
孫を抱えて走る事が出来るか?不安は尽きません
雪が多い時は 買い物に来るまで出る事も控え ある物で済ませ
可愛い孫達も我が家には凝る事が出来ません。
どれだけ暮らしても 雪国は大変よね。冬鬱になるのは仕方ないと思います。
その分春が待ち遠しくて 春の喜びは大きいです。
津々と降る雪の美しさもふんわり積もった雪も綺麗で大好きですが
見ると生活するとは 大違いですよね。

投稿: まめこ | 2018年2月15日 (木) 07時01分

四年前(?)の大雪の時には、倒壊したガレージをいくつも見ました。

こちらではそこまで耐久性が必要とされていないからかもしれませんね。

あのときは道路の積雪で軽く4~50㌢はありましたし、関東特有の湿った雪の重みに耐えられなくなり… ベキッ!

ついでに車も潰されて…。

月並みですがホントに除雪作業は気を付けてくださいね。

結愛ちゃんとは離れちゃうけど、会える機会はまだまだたくさんあるんですからね!(^_^)

投稿: たこ拳ぢ | 2018年2月15日 (木) 03時20分

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