夫婦喧嘩は犬も食わない
(ばかばかしくて相手をする気にもなれないようなことの例え)
男のロマン
(無駄に高性能、無駄に多機能、無駄に高額など
必要性・合理性・経済性を顧みずにとんがったコト・モノを求める男の性の事)
やっちまいました
男のロマンを追い求めるあまり・・・・
間も無く一人10万円の給付金が支給される予定ですが
ダメージを受けた経済を回すために、当然預貯金はせずパァ~ッと使いますよ
で購入することにしたのが
ニコン COOLPIX P1000
というカメラ
実売価格は10万~12万円程度
もうちょっと出せばイメージセンサーがAPS-Cのちょっとしたデジイチも買えるお値段
このP1000
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)にジャンル分けされてるくせに
バカでかい上に重量が1.4kgもあって、とてもコンパクトとは言えないカメラ
気軽に持ち運べるサイズを通り越して携帯性は悪いわ
センサーサイズ・感度・画質・連射性能・AF性能・その他もろもろを考えても
他に選択肢は数多くあるのになんでP1000なのか?
それは
お前は望遠鏡か?
と思えるぐらいの超望遠性能を持ったカメラだからです
その倍率はなんとビックリの
光学125倍
(125m先のものを1mの距離で見るのと一緒ということ)
125倍というと、お月様が画面からちょ~っとはみ出すくらいですが
お月様って5円玉の穴と同じくらいと言われてますから
広いお空の5円玉の穴くらいの領域をバァ~~ンって拡大できるということ
遠くのものが見えるの? スゴイね
そう思ったあなた、事はそう簡単ではありません
【超望遠のデメリット】
超望遠領域に入ると、肉眼で見て米粒くらいの範囲を画面いっぱいに拡大することになります
これはすなわちレンズに入ってくる光が極端に少なくなるということ
本来であればセンサーサイズが大きく、明るいカメラ(=もっと高いカメラ)が理想なんですが
いろいろな制約もあってP1000はイメージセンサーが小さくテレ端(望遠側)がF8
※F値ってなに?
つまり明るくない環境下での望遠での撮影で満足な画を撮るのは相当厳しいことが予想されます
(満足な画=ノイズがなく、シャープなピントの写真)
超望遠では空気の揺らぎすら問題となります
もちろんカメラを揺らす風、視界がシャープでなくなるカスミがかったような日もアウト
超望遠では手元が1mm動いただけで大きくブレるので
手持ちでブレを抑えるにはシャッタースピードを上げる必要がありますが
明るくないとシャッタースピードは上がらないので手持ちの超望遠では
ブレによってまずキレイな写真は撮れません
ズームレバーを操作したり、シャッターボタンを押す
その操作によってもブレるので、写真を撮る行為が写真を撮る邪魔をする
なんと恐ろしい、超望遠の世界
つまり、遠くのものをそれなりの写真にしたいときは
ガッシリした三脚とカメラに触れずにズームやシャッターが切れるリモコンが必須なわけで
別途費用も掛かります(筆者もリモコン・三脚で40000円の追加支出)
時・場所・道具・環境が揃ってないと超望遠が生かせない
そんな使いずらいカメラよう買いまんな
そんなP1000ですが、他のカメラでは絶対に成しえないのが
遠くの被写体を近くにいるかの如く撮れること
例えば鳥などの生き物は近寄って撮ろうとすると逃げますよね
それが超望遠なら鳥や生き物に気づかれることなく撮影することができます
木星や土星も望遠鏡なしで観れる撮れる
すんげくね?
これぞ男のロマン
経済性や合理性が皆無で犬が見向きもしなくても
一芸に秀でたこのピーキーな性能
それこそが男のロマン
えっ のぞきなどの犯罪に使えるんじゃねぇ~の?
いえいえ
こんな馬鹿デッカイカメラを持ち歩いてウロウロしたり
変な方向や角度でカメラ向けてたら、それだけで通報されます
カメラ(5年保証付き)・三脚・リモコンで¥155580なり
男のロマンは犬は食わないが金は食うのである

スカイリムランキング
共感した
役に立った
面白かった
という方はポチッと応援よろしくお願いします
最近のコメント