不整脈の持病がある人は、キチンとした診断をしてもらってから適切な運動を
するべきなのですが、診察時やホルターを付けている時にタイミング良く
症状が出て適切な診断ができるとは限りません。
また、医者が診断した事が自分の不整脈の全てとも限りません。
かくいう筆者の場合も、脈が乱れるという自覚症状はいくつかの種類があるようで
主治医の先生が把握できたのは1種類だけでした。
筆者の自覚した不整脈は
非持続性の上室性期外収縮
頻脈
R-R間隔がメチャクチャで持続する上室性期外収縮
いまだ心電図を取れていないヤバそうな不整脈
の上室性期外収縮は回数に差はあるものの
計5度のホルターで必ず見つかった不整脈です。
と
は、ホルターで見つからないので、自分で心電図測定器を購入して
心電図を取得し、先生に診てもらって診断が確定した不整脈。
結局
は非持続性の心房細動と診断されました。
は前ぶれも無く出現し、短時間で収まってしまう厄介な不整脈で
心電図測定器を起動しているうちに症状が消えてしまうので
いまだに捕まえられていません。
【筆者の期外収縮と心房細動】

心房細動は飲酒や暴飲暴食など日常生活をコントロールすることによって
10秒以上続くような発作はほとんど起こらなくなりました。
ただし、心房細動になりかけ(
?)や頻脈は完治とはいかないようです。
上室性期外収縮の方は、単発のドキンというタイプは無くなりませんが
2段脈・3段脈といったタイプや、長時間脈の乱れが止まらないようなタイプは
ほとんど出なくなりました。
筆者の場合、病的な不整脈と言うよりは、生活習慣誘発型の不整脈と
呼べるのかも知れません。
何せ、アルコール摂取の影響が顕著に現われるし、尿酸値が高く
通風の発作が出ているときほど不整脈も酷かったような感じがします。
頻繁に自転車に乗るなど、運動を習慣化する事によって減ってきたのでは?
と考えています。
【サイクリングは大丈夫?】
不整脈の自覚は安静時の方が圧倒的に多いので
運動が制限されることはありませんが
心拍数を上げるのは怖かったので心拍計を購入し
徒歩やサイクリングや軽いジョギングでデータ取りから始めました。
筆者の最大心拍数は180bpmなので90%負荷では162bpm。
40歳を過ぎたら最大心拍数の90%以下に抑えたほうがいいとの事なので
心拍数は慎重に管理します。
気をつけなければいけないのは
不整脈が出るからといって運動に対してネガティブになってしまうこと。
筆者も陥ったのですが、脈が乱れるのは非常に怖いことなので無意識のウチに
なるべく心臓に負担をかけないようにしてしまいます。
こうなると運動不足になり結果的に不整脈を悪化させてしまうこともあります。
四六時中不整脈が出ないということは、ハッキリした原因やきっかけがあって
不整脈が出ていると考えることも出来ます。
根気強くデータを取り続けると、原因を突き止めることが出来るかも知れません。
【カギはイオンバランス?】
長距離ライディングをすることによって分かってきたのですが
数時間の間ろくなカロリー補給をせずに運動を続けた後(スポーツドリンクのみ)
いきなり食物(特に甘いもの)を摂取して突然血糖値を上げると
脈が乱れたり、頻脈が起こり、その後しばらくは収まらないことが多い。
筋肉間の電気信号は
ナトリウム
カリウム
カルシウム
のイオンチャンネルで行われているそうです。
コーラ1本飲むと、牛乳7本近くのカルシウムが必要になるらしいです。
リンを摂取すると、その半分のカルシウムが必要だとか・・・。
不整脈の治療薬にはカルシウム拮抗薬というのもあるくらいです。
急激に糖分を取ると一時的にカルシウム不足になるのでしょうか?
そういえば、食後にメシ+野菜ジュースというパターンの時も不整脈が
ヒドイ時期があったような気がします。
その野菜ジュースにはカリウムが沢山含まれていました。
不整脈は加齢による適応力低下で
イオンバランスの急激な変化に身体が適応できずに起こる部分もあるのかも?。
根気強くデータ取りを行い、不整脈の出現パターンをつかもうと考えています。
長い付き合いをしなければならない持病が、苦痛にならないようにするには
持病をコントロールすることが一番ですから。
【年齢と能力を状況を考えて】
萩平駐車場手前で挫折の図
この日は夜勤明けで体調的にはやるべきではないのですが
坂を上って心拍数を160前後にコントロールするトレーニングをやってしまいました。
平均勾配が9.4%の坂を上っている時に心拍数が160オーバーとなり
最も勾配がきついところで165程度になった時「ドキン」と期外収縮が始まりました。
すぐに登坂を中断「死なないようにお祈り」をしながら心拍数が下がるのを待ちます。
あんな所で突然死では死んでも死に切れないです。
医者は「死なない不整脈です」と言ってはいますが
中年のオジサンが高負荷の運動を長時間続けるのは
「棺桶に片足を突っ込むようなもの」
とも言っているので気をつけるに越した事は無いですね。
実際かかりつけの先生が、死なない不整脈持ちなのに死んでしまった唯一の患者は
クロカンスキーは止めろとの忠告を聞かなかった人だそうです。
クロカンスキー?・・・アネロビック+エアロビック運動を長時間続けるあれか・・・
そういう点ではヒルクライムと大差ない運動様式のような気がします。
やはり、運動強度は心拍数でしっかり管理する事を肝に命じます!。
面白いのは、下りでケイデンスを上げている時も心拍数は160を超えている
のですが、下りでは期外収縮が起きたことはありません。
同じ160bpmでも上りと下りでは、一回の拍動の質が大きく異なるのでしょうか?。
血圧をリアルタイムにモニターでもすれば、そういうのも分かるかも知れません。
自転車関連のブログを見ていると、世の中にはスゴイ人がいっぱいいます。
負けずにやってみようかなと思う時もありますが、
自分の能力や体調に応じて自制することが不整脈持ちのメタボ中年ライダーには
最も大切な事なのだと痛感した今日でした。
前回の頻脈の事もあったので
今回は心拍数は150bpm以下に設定し上ることにします。
勾配10%超では4km/h台と歩行速度並み。
MTBルック車よりもギアが重い分、ケイデンスは30rpm以下となってしまいますが
この速度帯では直進性を保つのに神経を使います。
振ら付いてペースが乱れると後が苦しいし、安全上もよろしくないので
気をつけたいのですが、小口径でロングトレッド車がこの速度ではねぇ~。
ファイナルローでもギアが重いのでケイデンスは30rpm以下になってしまい
ギッシギッシと加速・減速を繰り返しながら走る感じです。
ばあちゃんがちょっとした坂を上がっている時もこんな感じだったなぁ~
このような運動様式は、中負荷の筋トレをやってるようなもので
こういうトレーニングがあってもいいかなぁ~とも思います。
リバイブなので普通の自転車とは使う筋肉が違うようです。
つま先漕ぎだと、膝の辺りの筋肉を酷使しますが
それ以外の筋肉はそれほどでもないようです。
漕ぐ力を受け止めるのは背中と背もたれで、手の引きつけは
ある程度できますが急勾配だと前輪が浮く感じでトラクションが激減します。
かかとで漕ぐと、つま先漕ぎよりは使う筋肉が分散されますが、姿勢が立ち気味なので力が入れにくく、急勾配を上るにはパワー・持久力とも不足気味です。
そもそも登坂用の自転車ではないのですが
ノーマルなままでも連続して結構な坂を上れます。
所詮、自転車は乗る人の能力次第の乗り物なのですから
力のある人が乗れば上れるのは当然ですが・・・
萩平駐車場から喜多方平野を望む
重めのギアでもガンガン上れる強心臓の人は別にして、メタボ人は
やはりギアは変えたほうがいいですね。
フロントを24Tくらいのギアにすれば
5km/h以下でもケイデンスを60rpmくらいで回せるので
比較的楽に上れると思います。MTB用のクランクセットを付けられればいいね
上り続きでも、ケツやチ●チンが痛くなったり痺れたりしないし、
平地を高速で走るのは向かない自転車なので
実はヒルクライム向きの自転車だったりして。
もう少しシートポジションや背もたれの角度などの調整幅が広ければベストですが
現状は身体にピッタリフィットとはいかないので「どうすんべ?」
★下りはペダルを漕がずに重力任せで下りてみる。
最高速度は63km/hで車体の剛性も問題なく、恐怖感は全くなし。
反応がクイックなので高速走行時のカーブではハンドル操作や体重移動は
気をつけた方がいいです。
このスピードで落車したら死んでしまう・・・と思う
ドコに行っても目立つ自転車ですが
こいつで峠をウロウロしていれば目立ち度MAX。
「いかにも」の自転車で、「いかにも」の格好で峠を走っていても
それはそれで当然カッコイイですが、リバイブで峠にいたらきっと・・・。
だから「変わりモン」と言われるのでしょう・・・・


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